地階から2階までを店舗、3、4階をオーナー住居とした複合建築です。
吉祥寺駅から西の若者が多く集う西三条通り沿いに建ちます。
その用途からプライバシーや安全を確保しつつも、それぞれの顔ををいかにストリートに開くことができるかを大きなテーマ
としています。
結果、コンクリート躯体を100年仕様とすることを軸に、それに合わせてあらゆる設備の変化に対応するする配慮(メンテナンス)
将来を見据えた雨水再利用等のサスティナブルデザインにて、めまぐるしく変貌する都市空間に安全で揺るぎ無い姿をここに
創造しています。
それらはテナントやストリートに、またオーナー住居に対して安心感を与え、町並に対して新たなアーバンファサードを
形成しています。
外観はガラスのカーテンウォールにより内外の視覚的連続感を重視し、吹抜けを介しての一体感及び内部空間をより新鮮に
みせる手法を取っています。
オーナー住宅は木製ルーバーによるレイヤーを通して、庭園の背後に全体像を浮かびあがらせ、プライバシー確保とともに
通りに対する圧迫感を抑える役割を果たしています。
それぞれの顔が活性化することで、輝きを100年を超えて持続し、都市形成していくことを強調し、象徴しています。